開発の背景と事業者
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森林整備事業の課題と将来
森林は、豊かな水の貯水、レクリエーション、生物多様性の保全、地球温暖化の防止、防災そして木材生産といった多面にわたる機能を持っており、これらの機能が持続的に発揮されるためには森林整備が必要です。
しかし木材価格の低迷や林業従事者の高齢化等により手入れが行き届かない森林が多くなっています。
森林整備事業をみんなの力で支える仕組みは急務です。そこで考え出されたのが「ウッディフォース工法」なのです。
未利用間伐材への着目
協栄建設株式会社は平成24年に志賀郷和会の森林作業道の作設に着手。
森林整備の効率化と収穫(木材生産)による収益性向上を目指した。その際、採算が取れないために山林内に放置されている小径間伐材についても、有効な用途を模索することとした。
先細り形状である樹木は梢に近づくほど直径が小さい。幹の細い立木を選んで伐採する間伐作業では、特に小径材が多く生産されるが、直径が10センチ以下となると収益性が高い建築用材や合板材料としては利用できず、安価なチップや木質燃料としてしか流通しない。それでは集材・搬出コストがまかなえないため、現在は直径10センチ以下の小径材は山林内に放置している。
開発の経緯はこちらの
ストーリーマンガでご覧下さい
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ウッディフォース工法
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ウッディフォース工法
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取組会社
協栄建設株式会社
京都府を拠点とする総合建設業として60年の実績を持つ。
平成22年より京都府内の森林整備事業として森林作業道(路網整備)を行っている。
ウッディフォース工法の開発・経営計画・工事受注・施工を担当する。
志賀郷和会
志賀郷地区自治会連合会が所有する220haの郷有林を管理・運営する。約30万本のすぎ・ひのきを育成している。
ウッディフォース工法の補強材となる未利用小径間伐材の原材料提供・加工を担当する。
株式会社山田技術士事務所
地盤改良、地盤補強を専門とする建設技術コンサルタント。戸建住宅基礎地盤補強工法を含む建設技術開発に多く参画し第三者評価取得にも精通している。
ウッディフォース工法の開発者であり、設計・施工マニュアルの作成を担当する。
今までの取り組み取材記事
国土交通省
※ページの下部に記載しています
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_002843.html
クリエイティブ京都M&T
https://www.ki21.jp/archive/C_Kyoto/back_number/2014/2014_10/HTML/index4.html
中小機構 農商工連携パーク
http://j-net21.smrj.go.jp/expand/noshoko/nintei/entry/kyoto/140203-001.html